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【体験談】妊娠NGの会社は、職場環境も劣悪だった

2019年6月30日

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「妊娠NG」発言

実際に私が体験した出来事です。

私が働いていた会社は小さな会社で、15名の従業員の中に女性は7名でした。その内の1人はシングルマザーで小学中高学年のお子さんを2人持ち、私が入社したときは妊娠7カ月を迎えていました。そのママさんは長く勤めている人だったので、上司からも頼りにされている存在でした。

12月に出産を控えていたので、11月中旬から産休を取ることになったんですが、12月は年末のからみで仕事がいつもより忙しくなる時期でした。

そんな中いよいよそのママさんが育休を取るために最後の出勤の日、経理の50代の女性が言いました。

「これから忙しくなるのに出産なんて、うちの会社は妊娠NGだからね」

(・・何だって?!)

私は耳を疑いました。冗談で言ったとしても面白くもありません。ママさんはいつもと変わらず明るい口調で「そうですねー!すみません!」と流していました。

当時私はまだ夫と恋人の関係でした。将来結婚し子どもを作りたいと思ったときに、 妊娠されることを良く思っていない会社なのかと思いガッカリしました。

しかし、その発言を聞くよりも前にこの会社には長くいられないかもと思うことがありました。

いつまで経っても分煙しない

私は幼い頃から喘息持ちで、現在は妊娠中なので飲み薬は処方されず吸入器だけ毎日使用して苦しくなるのを抑えて生活しています。

現在は分煙していく企業が徹底されていく中、働いていた会社は全く分煙が進んでいない会社でした。確かに面接時に少したばこ臭いなとは感じていましたが、「まさか・・ね?」と分煙されていると信じることにしました。

当時の私はなかなか就職が決まらず焦っていたこともあり、面接時に分煙されているのか他にもいろいろ質問しなければいけなかったことをせず、あとから思い返したらしっかり質問するべきだったと反省しております。

「あれ?先ほど入社当時に妊婦さん働いていたのでは?」とお気付きになるかと思います。さきほど紹介したママさんは社内がたばこの煙で白くなっている中働いていました。

ですが、そのママさんは元々たばこを吸っており、妊娠がわかってもたばこを吸い続けていた人でした。私が就職したときにはもう吸っていませんでした。狭い会社のフロアで社長と経理の女性が1日に1箱は軽く吸うレベルの喫煙者でした。

入社してすぐたばこの臭いに耐えられず、経理の女性に「自腹で空気清浄機購入して設置してもいいですか?」と聞いてみると、分煙計画があるとのことと使っていない空気清浄機があるから使っていいよと言ってくれたので、早速空気清浄機を使うことにしました。

家庭用の小さな空気清浄機

経理の女性から空気清浄機の使用許可がおりたので、引っ張り出すとたばこの灰とほこりにまみれた小さな空気清浄機が出てきました。勤めていた会社は小さい会社ではありますが、家庭用の空気清浄機では全然間に合わないくらいのフロアの広さでした。

フィルターを見てみると、たばこのヤニでフィルター全体が茶色く染め上がっていました。こんな状態のフィルター見たことありません。

全く手入れをしていない空気清浄機を見て、「たばこに関して特に何も考えていないんだな」と改めて思ってしまいました。

入社して2日後にはすぐにマスク着用

私はたばこの臭いが大がつくほど嫌いで、初出勤日はあまりのたばこの臭さに鼻と頭が痛くなってしまいました。

次の日から鼻と頭が痛くなるのを避けたくて、マスクを着用するようにしました。ですが、衣服や出勤用のリュックは帰ってからもファブリーズなどでは臭いが取れないほど、たばこの臭いが染みついていました。

定期的に喘息の薬をもらいに病院に行き、マスクで防ぐことができるのか聞いてみると「マスクじゃたばこの副流煙は防げないよ。」と言われました。

たばこの副流煙を防ぐためには“防塵マスク”でないといけないとのことです。マスク生活は退社するまで続くことになります。

その後、ママさんから赤ちゃんの肺機能に異常があったことを知る

入社して新年になりしばらく出勤していると、育休中のママさんが会社に赤ちゃんを連れて訪れました。無事に出産して元気な男の子が生まれていました。

ですが出産後の話を聞くと、肺の機能が弱くしばらくNICU(新生児集中治療室)で治療を受けていて、母乳を届けに毎日通院するの大変だったと聞きました。

「肺の機能が弱かったって、たばこのせいじゃないのかな?」と、はっきり原因がわかっている訳ではないのですが、一番考えられる原因はこの職場環境だったのではと思ってしまいました。

その後1月末頃にはママさんは赤ちゃんを保育園に預け、職場復帰しました。

自宅で赤ちゃんと2人でいるのは息が詰まるからと言っているのを聞いて、昔私の母が「仕事を辞めるかせめて育児休暇を満期でもらって子どもたちと一緒にいたかった」と寂しそうに話していたことを思い出して、いろんなお母さんがいるんだなと思いました。

結局完全分煙が進まないまま体調を壊し、退社することに・・

9月に入社して年が明けたある日、少しだけ分煙の動きがありました。たばこを吸う社長を含めた男性社員は別のフロアで移動して仕事することになりました。

しかし、たばこを吸う経理の女性はなぜか残ることに・・。喫煙者がフロアに1人になっても吸う量が多いので、今までと変わりませんでした。男性社員はこちら側に用事があると、歩きたばこでやってきます。

コートにたばこの臭いが染みつくのが嫌で、大して効果はありませんがビニール袋にコートを包むくらいたばこの臭いが嫌になっていきました。仕事が終わって帰宅後、たばこの臭いが染みついた衣服、下着も全て洗濯機へ入れてシャワーへ駆け込む日々。

朝起きてまたあの会社へ行かなくてはいけないのか、またたばこ臭くなるのか・・。だんだんと出勤がおっくうになっていきました。

トイレに行くと激痛が・・

ある日、いつも通りに朝起きてトイレに行きおしっこをすると激痛が走りました。「何だ?この痛みは?」と短い時間ではありましたが顔が険しくなるほどの痛みがあり、でもすぐに治まったので出勤することにしました。

しかし、常に尿意がありトイレに駆け込み少し出すとまた激痛が走り、これはちょっと嫌な感じだなとインターネットで調べると“膀胱炎”の疑いが・・。ちゃんと定期的にトイレに行けているのにと、何で膀胱炎になったのか全く想像できずにいました。

市販の漢方で治るかなっと、最寄りの薬局で買ってみたものの効果はなく、結局2日後に病院へ行くことにしました。尿検査の成分結果を見てお医者さんが「仕事、頑張りすぎてない?仕事とか頑張りすぎているときに出る値が出てるよ」と言われました。

その成分の名前はわかりませんが、膀胱炎になってしまい薬を処方され1週間後の再検査で異常がなく完治へと向かいました。膀胱炎は過度なストレスで免疫力が低下したときにも発症する可能性があるみたいです。

髪の毛も抜けるようになってしまった

膀胱炎が発症する少し前くらいからか、髪の毛がいつも以上に抜けるようになりました。シャワーに入ったときの抜ける量が多く、髪の毛をとかしても気になるほど抜けるようになっていきました。

幸い、円形脱毛症まではなりませんでしたが、ストレスをため込みすぎると本当に体へ悪影響があることが身に染みてわかりました。

喘息の吸入回数が増えた

この会社に入社する前、飲み薬1日1回、吸入も1日1回で快適に生活を送ることができました。しかし、入社後しばらくして夜だけの吸入で大丈夫だったはずが、朝も吸入しないと冷や汗が出る息苦しさが出るようになりました。

退社への気持ちに拍車をかける出来事が続々と・・

従業員15名と小さな会社だったので、就業規則はなく私服での通勤が可能で、求人募集内容には朝の出勤も9時から終わりが17時とここまで見ると魅力的な会社に見えるかもしれません。

実際は妊娠することに対して良く思っておらず、社員の健康管理に関しても配慮がされていませんでした。さらに、給与面に関しても入社後に知らされることになりました。

賞与はない、昇給もない、1時間分の残業代もない

全ては面接のときに確認すべきことでした。入社後に賞与や残業代、昇給に関することを聞いてみました。

すると、賞与も昇給に関しても考えてはいる、残業代に関しては17時から18時までの1時間分は出ないと言われました。

この「考えてはいる」って言葉は信用できません。

入社して7カ月ほど経過してある日、3年以上働いている男性社員の人に話を聞くと、1円も昇給しておらず賞与ももらったことがなく、給与体制も月給制ではなく日給月給なので仕事がない12月~2月が特に厳しいと話してくれました。

その男性は後に月給制になったが・・

私が退職した後、仲良くしていた女性社員とランチをすることになりその男性社員の給与体制が月給制になった話を聞きました。

その男性社員は経理の女性から「月給になっても日給のときと給与額は変わらないから」と言われ、月給にしたのに給与が大幅に減額されてしまったそうです。そのときは転職を視野に入れていると聞きましたが、その後どうしているのかはわかりません。

業務内容を大きく変えようとしてくる

この会社の女性社員の業務内容は、男性社員が調査してきた内容を書類にまとめて提出すること。私も求人募集の業務内容が、私でもなんとかできそうな内容だったのもあって応募しました。

しかし、新しい年度が始めるとなぜか女性社員も現場へ行ってもらうと社長と経理の女性が言い出しました。

現場作業は高所作業もあり、ときに川や用水路に入って調査します。トイレ環境もなく、調査する場所によっては泊りがけになってしまいます。

給料に大きなプラスでもないので、全くやりがいはありません。この話が飛び出したときに一気にやる気が失せてきましたが、その後もう辞めようと決意を固めた出来事があります。

仕事が忙しい春先に起こった出来事

入社して7カ月が経過した4月頃、新しい1年の始まりでこれまで仕事の流れが変わり社員のみんなは対応に大忙しでした。

社長と経理の女性を除いて・・。

社長と経理の女性は、とにかく時間にルーズで朝の出勤時間には絶対に出勤しません。お昼頃に出勤してすぐにランチに行き、1時間の休憩を超えて戻ってきて、時には14時くらいで退勤するような人たちでした。

大忙しの期間中、ある朝出勤すると何やら社員同士が立ち話をしていました。私も呼ばれて誰が休みなのか記入するホワイトボードを見ると、“山菜採り”の文字が書かれていました。

(どういうこと?)

毎日親会社から確認の電話の対応や提出書類の作成など、どの作業も社長や経理の女性に最終確認しなければ対応や提出ができないのにも関わらず、この忙しいときに必要な男性社員2名連れて山菜採りに行ってしまったんです。

この瞬間、「あっ、もうこの会社辞めよう」と決意しました。

辞める間際に知ったこと

経理の女性に会社を辞めることを伝え、完全に退社するまでの約10日間。いつも親会社に出勤している男性社員が出社してきて、この会社が危機的な状況にあることを社長と経理の女性がいない間に話してくれました。

どうやら社長と経理の女性の怠慢具合は親会社の人にも把握しているらしく、提出している書類のほとんどは確認不足で訂正が多い内容になっているとのこと。

「せっかく依頼しているのに修正が多いのでは、意味がない」と、その年度の内容次第では契約切ると言うほどまでの状態になっていることが判明しました。

この親会社から契約を切られてしまうと、会社経営は困難を極めます。そんな事知らずに社長と経理の女性はいつも通り遅い出勤。辞める私にはもうどうでもいいことでした。

社長のセクハラもすごかった

私がされたことではありませんが、ある日一緒にランチに行っていた女性社員から社長のセクハラが気持ち悪いと相談されました。どんな内容か聞くと・・

  • 体を触ってくる
  • 自宅まで車で無理に送ろうとする
  • 自宅までついてくる
  • 2人で飲みに誘われる
  • 飲み会で指のサイズを聞かれたので答えると、後日指輪を用意していた

確かにこの女性社員は社長のお気に入りなんだなとわかるような対応のされ方だったのですが、ここまでされていたなんて思っていませんでした。

相談を受けたあとから一緒に退勤するようにして社長から離し、彼氏がいる猛アピールをして、忘年会のときも二次会に腕を掴まれ連れていかれそうになったところを阻止して一次会で一緒に帰るなど、社長対策をしていました。

結局私が退社したその1カ月後、その女性社員も会社を辞めました。

金銭面は辛くなるが、辞めて良かったとは思う

たばこが本当に嫌いな方はとてもじゃないですが耐えられないかと思います。重度の喘息を患っている方は大発作になり命に係わるかもしれないくらいの環境でした。

仕事を辞めてからフリーランスで在宅で仕事をしています。

現在妊娠5カ月目に突入し出産後、また就職しようとなったときは、面接で気になることを何も質問しなかったがために起こった今回のことを思い出し、面接時はしっかり給与面や待遇・職場環境のことをしっかり確認しようと思う出来事でした。

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