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【出産】帝王切開はどのように進むの?

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入院準備は何をしたらいいの?

帝王切開での出産であっても、経腟分娩と基本的には同じ準備をします。

しかし帝王切開と経腟分娩の違いは、切開して赤ちゃんを取り出すのでその後の傷跡が痛み、入院期間も経腟分娩の場合約5日間のところ、帝王切開では約7日間となります。

帝王切開は入院期間が長くなるので、その分の着替えや母乳パッド、生理用品など多めに準備する必要があります。

帝王切開前日の食事

産院から前日の食事を済ませておく時間を指示されるので、その指示を守って過ごしてください。「前日の22時以降から絶食」など指示されますが、これは手術中に嘔吐した場合、気道に嘔吐物が詰まってしまう危険があるためです。

手術前にお母さんと赤ちゃんの状態をチェック

手術前の検査では血圧や体温の測定、心電図や超音波検査を行います。分娩監査装置などでもお母さんと赤ちゃんの状態確認を行います。

一般的に帝王切開予定の場合は、当日か前日に入院します。ですが、大学病院で帝王切開を行う場合は2~3日前に入院することもあります。

安全に手術を行うための処置

手術前に手術中の緊急時に備えて、血管確保や抗生剤の投与のために点滴を行います。血栓予防のために両脚に弾性ストッキングの着用もします。

この他に感染予防のために剃毛や麻酔で筋肉が緩むので、便が出てしまわないように事前に浣腸を行い、尿を外に排出するために“導尿”も行います。

導尿とは?痛みはあるの?

導尿とは尿を外に排出するために、膀胱からの尿道にカテーテルを挿入することをいいます。導尿は手術後の尿量を見るためや体を安静させるためなどに行われます。

個人差はありますが、カテーテル挿入時には多少の痛みがあります。挿入時の痛みに不安や心配がある方は、麻酔後に導尿することができるか聞いてみてください。

帝王切開の麻酔について

帝王切開での麻酔のほとんどは”局所麻酔”が選択されます。

麻酔の種類は局所麻酔の“腰椎麻酔”、“硬膜外麻酔”、“全身麻酔”とあります。お母さんの体質と赤ちゃんの状態などやそのときの状況によって、行われる麻酔が選択されます。

麻酔を行うときは、お母さんは体を丸めて背中を突き出す姿勢になって行います。

腰椎麻酔

腰椎麻酔は局所麻酔になります。5分ほどで下半身の感覚がなくなる即効性がある麻酔です。腰椎麻酔の持続時間は1~2時間と短いのも特徴です。帝王切開では、最もよく使われる局所麻酔です。

硬膜外麻酔

硬膜外麻酔も局所麻酔になります。麻酔が効き始めるまで10~15分ほどかかります。腰部にカテーテルを繋いだままの麻酔なので、麻酔の追加ができるのが特徴です。硬膜外麻酔は術後の痛みの緩和にも使用可能な麻酔です。

全身麻酔

一刻を争うときに使われる麻酔です。ガスを吸わせる麻酔で短時間で効き始め、麻酔が効くと意識がなくなります。

切開から赤ちゃんの誕生、縫合までの流れ

帝王切開の流れはまず皮膚を12~15㎝ほど切開し、次に筋繊維に沿って子宮を横に切開して赤ちゃんを誕生させます。

皮膚の切開方法は2つあり、“横切り”と“縦切り”とあります。

“横切り”は恥骨の上あたりの皮膚を横に切開します。横切りの特徴は、傷跡がお腹のしわに沿ってくれることがあり傷跡が目立ちにくくなります。

“縦切り”はおへその下から恥骨にかけて皮膚を縦に切開します。縦切りの特徴は、横切りよりも短時間で赤ちゃんを誕生させることができるので、一刻も早く誕生させなければいけないときに多く行われます。

赤ちゃんの誕生

帝王切開は、切開が始まってから5分ほどで赤ちゃんが誕生します。生まれた赤ちゃんはすぐに鼻や口から羊水を抜いてもらい、全身のチェックが行われます。

局所麻酔で帝王切開が行われた場合は、赤ちゃんの産声を聞くことができ、顔を見ることもできます。多くのお母さんはその場で赤ちゃんと触れ合うこともできます。

縫合前にやること

赤ちゃんの誕生後、そのままお母さんから胎盤を取り除く作業が行われます。卵膜が残っている場合は取り除き、子宮を綺麗にします。

子宮を綺麗にしたあとに縫合します。縫合のときに使われる糸は、子宮と皮膚は溶ける糸を使われることが多いですが、皮膚は医療用のホチキスで留めることもあります。

入院中の過ごし方

帝王切開の入院期間は約7~8日間。お母さんの体調や産院の方針によっては、それ以上期間入院することもあります。

手術後、入院室に戻ってからベッドの上で血栓予防のための加圧マッサージャーで、マッサージを行ってから安静にします。

手術後1~2日後には歩く

手術当日は体を休めますが、基本的に翌日か2日後からは血栓予防のために歩き始めます。ゆっくり歩くのではなく、痛みがあったとしても早めに歩く必要があります。

痛みが酷い場合は我慢せずに病院のスタッフに伝えてください。

飲食はおならが出てから

手術後1~2日以内におならが出ることが多いですが、おならが出て腸の動きを確認することができるまでは、水分と栄養は点滴で補給されます。

手術が終わってもすぐに飲み物や食べ物を摂取できないので、医師から指示があるまでは飲食は控えましょう。

赤ちゃんのお世話は基本的に翌日頃から

誕生してから赤ちゃんは新生児室で過ごしています。赤ちゃんとお母さんの体の状態によりますが、手術の翌日から授乳ができるようになります。

手術当日からも授乳することができますが、乳首を含ませるくらいになるかもしれません。希望される方は病院のスタッフに相談してみましょう。

シャワーは4日後くらいから

お母さんの体の状態によって変動しますが、シャワーは手術後4日頃から入ることができますが、産院の方針によっては5日以上シャワーに入れないこともあります。

手術後4日経っていても傷口はまだ完全に塞がっているわけではないので、シャワーの際は防水テープで傷口を保護します。

退院して入浴をしたくても、産後1カ月健診終えるまでシャワーで過ごすようしてください。

まとめ

帝王切開も経腟分娩もどちらも痛みは伴います。帝王切開は切開してから赤ちゃんが誕生するまで5分ほどと短い時間で終わりますが、手術後はすぐに飲食ができずシャワーも4日経過しないと入れません。

お母さんの体質によっては手術の傷口が残ってしまうこともありますが、出産当日まで何が起こるかわかりません。お母さんと生まれてくる赤ちゃんの状態によって、経腟分娩予定が急遽帝王切開になることもあります。

たとえ帝王切開になってとしても安全にお産を進めるために行うことなので、出産が近づく頃にはどちらの分娩方法になっても大丈夫なように、パートナーとしっかり心の準備をしておくことが大切かと思います。

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