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【出産】出産時に覚えておきたい、専門的な処置について

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一般的に言われている“安産”とは?

”安産”とはどのような場合のことをいうのでしょうか?

安産は、お母さんが赤ちゃんを押し出す力(娩出力)と産道の状態、そして生まれてくる赤ちゃんの状態の3つ状態が整っていることを“安産”といいます。

出産は何が起こるかわかりません。ときにはこれらの状態が整わなかったことで、母子ともに危険な状態になることもあります。

出産時に専門的な処置が必要になった場合は薬の投与、場合によっては帝王切開などの処置が必要とすることもあります。

では、どんなトラブルのときにどんな処置を行うのかご紹介します。

微弱陣痛

陣痛が弱くて出産がなかなか進まないことを”微弱陣痛”といいます。

微弱陣痛の場合の診断は内診や胎児心拍数モニターを使用して行い、お腹を触れ子宮の収縮を感じて陣痛の評価をします。

陣痛が弱くても、分娩が順調に進んでいる場合は特に治療を行わないこともあります。

微弱陣痛の場合は分娩が遅れてしまうため、お母さんだけではなく赤ちゃんも疲労してしまい、心拍が下がることがあります。お母さんに疲労が見られる場合は一度分娩を中断し、睡眠をとってもらうことがあります。

また痛みを緩和させるケアとして、温かいタオルを痛みが強い場所に置いたり、足浴をさせて緊張をほぐしたりすることもあります。

お母さんに脱水症状が見られるときは、経口で水分摂取を促しますが、痛みと疲労によって経口からの摂取が難しい場合は点滴で補給を行うこともあります。

分娩が一時中断してしまっても経腟分娩が可能であれば、吸引分娩や鉗子分娩を行う場合がありますが、お母さんと赤ちゃんに危険があると判断された場合は、緊急で帝王切開を行うこともあります。

過期分娩

出産予定日を2週間以上経過しても陣痛が始まらないことを“過期妊娠”といいます。

妊娠予定日を過ぎると胎盤の血液量が減っていきます。そのため、赤ちゃんへの栄養供給が減りおしっこの量も減ってしまうので、羊水量が減ることへと繋がります。

羊水量が減ると赤ちゃんは子宮口やへその緒に圧迫され、外部からの刺激に弱くなってしまいます。

胎内環境の悪化から胎児仮死の頻度が上がるだけではなく、生まれてから呼吸不全になりやすいといわれています。

過期妊娠の場合は陣痛促進剤を使用し、陣痛を起こさせ通常分娩へ進ませる流れになりますが、お母さんの中には陣痛促進剤を使用しても陣痛が起きないこともあります。

過期分娩は赤ちゃんの命の危険に及ぶ場合が多くなるため、帝王切開での分娩になることがあります。

鉗子分娩と吸引分娩

鉗子分娩は“産科鉗子”と呼ばれる金属製の器具を、赤ちゃんの頭部にかけて引き出す分娩方法です。吸引分娩は、赤ちゃんの頭にカップを吸いつかせて吸引力を使って、引っ張り出す分娩方法です。

微弱陣痛でも使用される分娩方法ですが、出産時に赤ちゃんは産道の形に合わせて少しずつ向きを変えて下りてきます。このことを回旋といいます。

回旋がうまくいかないこともあり、また赤ちゃんより臍帯が出てしまうこともあります。このようなときにも鉗子分娩や吸引分娩で補助しながらの分娩になります。場合によっては帝王切開にも切り替わることがあります。

事前にわかるトラブルもあります

妊娠高血圧症候群やなんらかの理由で膣からの分娩が難しく、お母さんや赤ちゃんの安全を考え、予め帝王切開で出産することを妊娠中から判断されることもあります。

妊娠高血圧症候群になると出産時に大量出血を伴うこともあるので、通常分娩ができる体の状態であっても、妊娠高血圧症候群と診断された場合は帝王切開になることも覚えておきましょう。

帝王切開による分娩になるケースは他にもあり、胎盤の位置の異常や逆子、巨大児や前回のお産が帝王切開だった場合、これまで子宮の手術経験があることや多胎妊娠、重症の合併症などでも適応されることがあります。

まとめ

出産は何が起こるのかわからず、通常分娩を希望していたとしても母子の状態によっては、帝王切開に分娩方法を切り替わりこともあります。

分娩方法は産婦人科によって対応できる内容が異なりますが、必ずしも自身の希望通りの分娩方法にならないこともあるので、そのときの状況の変化を柔軟に受け入れることも必要なことかと思います。

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