離乳食が始まり1歳を迎える頃にはいろんな食材を食べれるようになりますが、クルミやピーナッツ、アーモンドなどのナッツ類はいつから食べさせることができるのでしょうか?
目次
ナッツ類は3歳を超えてから!
食べ物を上手に食べ飲みできる能力がまだ十分に発達していない乳幼児に、ナッツ類を与えるのは実は危険なんです。
例え砕いて与えたとしても、噛まないで気管や気管支に入ってしまい窒息事故になる危険があります。気管支に入り込んでしまった場合は、気管支炎や肺炎を発症することもあります。
ナッツ類はアレルギーを起こしやすい
離乳食が始まるとお子さんの成長を実感できる反面、食べ物アレルギーへの心配がでてきます。
卵アレルギーや小麦アレルギー、果物アレルギーなど食べ物アレルギーだけでもとても多くの種類があります。
ピーナッツアレルギーはアレルギーを引き起こしやすい食べ物の1つです。そして子供の頃に1度ナッツアレルギーを発症すると、成長過程で改善されていく可能性は高くない特徴があります。
体の成長途中の乳幼児期には、負担のかかるナッツ類を与えるのは控えるようにしましょう。
上のお子さんがいる家庭はご注意を
ナッツ類を食べられる年齢のお子さんがいるご家庭は、ナッツ類をお菓子やご飯の時間に与える時は目を離さないようにしましょう。
ナッツ類をまだ食べない方がいい年齢のお子さんがいる場合、誤って食べてしまうことがあるからです。

ナッツアレルギーの症状
上記でサラッとご紹介しましたが、ナッツアレルギーを1度発症すると成長が進んでも症状が良くなる可能性が高くないアレルギーの1つです。
- 充血、目の痒み
- 蕁麻疹、皮膚の湿疹や痒み
- 吐き気、嘔吐
- 下痢、腹痛
- 喉、唇、口の痒み
- 呼吸困難
- アナフィラキシーショック
上記の症状の中でも特に注意が必要なのは、意識障害や血圧低下など命に係わる危険な反応のアナフィラキシーショックです。
ナッツ類だけではなく、アレルギー反応が出やすい卵や牛乳などを初めて食べさせるときは、症状が出ないか注意深く体の変化を確認する必要があります。
初めての食材を食べさせるタイミング
月齢によって新しい食材を食べさせる時期が異なりますが、アレルギー症状が心配な食材を食べさせるときは午前中に少量与えてみましょう。
アレルギー症状が出ても午前中であれば、病院へ連れて行きやすいからです。
アレルギー症状が出たら原材料の確認を
幼い子どもの力だけではアレルゲンを回避することはとても難しいことです。
ナッツアレルギーだけではなく、お子さんが食べ物アレルギーを持っているご家庭は、加工食品に使われている原材料の確認を怠らないように注意しましょう。
大人がしっかりアレルゲンの管理と知識を深めることで、子どもが自立へと向かった際に1人で対処できるように家族一緒に向き合っていきたいですね。
